許さんぞぉぉぉ
いつもちょっと傍観者的立場から物事を論評することが多い私ですが、今日はヤフーのニュースを見ていてとても許せない気持ちになったので、この記事を取り上げます。
<クレジット>年収200万なのに契約1385万…女性自殺
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20071026k0000m040157000c.html
ヤフーに載ってましたが、実際は何度か取り上げた毎日jpに原稿があるのでそちらにリンクしておきます。何事もオリジナルソースに近い情報源を提示することが報道?の基本だと思うので(報道気どりだけどただのエッセイですよね・・・)。
内容は読んでいただければわかりますが、ほとんど収入もない50代の女性に1000万円をはるかに超えるローン契約をさせて、どうにも支払いのできなくなった彼女は海に身を投げて自殺してしまったのです。斜に構えて「何にも考えないで言われるがまま契約するのが悪い」と考える方もいるでしょうが、わたしはどう考えても返済の見込みが立つわけもない女性がなぜこんなクレジット契約が結べるのか不思議で仕方ありません。
ほんの少し前に金を貸し出す際も相当ずさんな審査で貸し出して、グレーゾーン金利で大儲けしてきた消費者金融各社は、結局自浄能力を持つことができなかったために、10パーセントも上限金利が引き下げられ、今バタバタと倒産したり、銀行の傘下に入るなど合従連衡を繰り広げています。このような問題がクレジット会社には理解されていないとしか考えられません。なにしろこの事件で登場する商品のクレジット販売を受けていたのは業界最大手のオリエントコーポレーションだというのですからもう業界全体が腐っているとしか思えません。(というかオリコはグレーゾーン金利問題で大損抱えてるはずなのになんでこの問題で率先して襟を正さないの?)
私は、ネット上ではあまり人の悪口を書かないよう注意しているつもりですが、このような会社の営利のみに走って人間の本質をないがしろにするような活動は本当に糾弾するべきだと思います。こういう業者のあくどいやり方こそマスコミは力を合わせて毎日報道をするべきです。亀田親子のことなんてもうほっといて(笑)
この事件が気になったので他の事件も調べてみたところ、中日新聞の記事によると何と山口では7000万円以上もクレジット販売で和服や宝石などを購入していた事例もあったそうです。クレジット会社は、どうもこういった多額のクレジット契約に関して、「悪徳業者が被害者に無理に押し付けて結ばせた契約で、結果的に貸し倒れとなるこういった契約はクレジット会社にとって損になるから、ウチも被害者なんです」という弁解をしているらしいが、全く逆立ちした論理。
悪徳業者がまず被害者に声をかけて、高額商品をむしり取ろうとする理由は「最低限生活を送れる程度の収入があって住所がはっきりしている人なら、クレジット会社は手数料目当てに、ほとんど何の審査もせず、言われるがままの与信を申込者に与える」という前提があるからです。悪徳業者なんだから、商品の良さを説明するよりも話に騙されて、または断りきれなくなって契約してしまう人を一人でも多く探したいわけです。その時、お金持ちで、裏付けの取れる人でないとクレジット販売はできないという基準をクレジット会社自身が持っていて、きちんと信用情報を契約の際に確認し、本人または保証人の年収などから返済可能な金額を合理的に計算した上で貸し付けを判断するということになれば、そう簡単には物は売れなくなります。
悪徳業者なんて儲かるかどうかだけが判断材料で商売やってるんでしょうから、クレジット販売が業者にとってうま味がないことが分かれば、絶対にクレジット会社を利用して商売をすることはなくなります。ですから悪徳業者の商売による被害者がクレジット会社であるわけがないのです。クレジット会社が利益を優先するあまり、少数の方に過剰与信を与えることで人生を狂わせてしまうことよりも、クレジット販売額の増加による手数料収入の増加の方が社会的信用や、悪徳商法への加担といった問題点より優先するべきだという間違った判断をしていることが社会的にもっと取り上げられるべきなのです。
これは何も中高年の方だけではありません。大学生でも「エステ」「英会話教材」「資格」など若者がひきつけられやすいサービスや物品をダシにして数十万円程度の契約を結ばせようとする業者は後を絶ちません。学校にいるとたまに「エステの契約を三十万円でしてしまったけど、その費用を稼ぐためのアルバイトに忙しく結局エステが受けられないから解約したい」とか「数十万円支払って送られてくるテキストなどで勉強すれば就職の際有利になる資格を取ることができると言われ契約したが、何冊かテキストが届いただけで、本当に資格を取得できるかわからず、その資格も役に立つかわかないので解約したい」といった相談に来る学生がいます。こういった例も、本来定期的な収入がないはずの学生に対して、数十万円といった大金のクレジット契約をいとも簡単に結ばせてしまうクレジット会社の責任は大きいと言わざるをえません。おそらく学生の場合には最終的に親が残金を支払うことを念頭に入れているのでしょうが、どちらにしてもまともな商売とは言えないと思います。
ついつい怒りが込み上げてきたので長くなってしまいました。どうやら政府も、今月末ごろまでにはカネにしか興味のないクレジット会社に規制の網をやっとかけることにしたようですので、今後はその網が実効性のあるものとなるようきちんと監視をしていくことにしましょう。
本当に蛇足
J-CASTニュース : 防衛省「ガンダム開発」計画 幹部の「マジ発言」だった
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20071101_headline/
ギガジンのこの記事はちょっと明るい?気持ちにさせてくれました。なんか本当にガンダムができたらいいなあと夢想してしまいますが、地球上ではどんな使い道があるかいまいちわからないですね。やっぱり重力のない宇宙の方が本来の実力を発揮できそうな気がします。とにかく防衛省の幹部の方がこういう夢の語り方をしてくれる日本に感謝します。
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